プロフィール  PROFILE

川上 高司

【所 属】     拓殖大学海外事情研究所
【職 名】     教授・所長
【担当科目】    安全保障・米国政治・日米関係

略 歴


1955年熊本県生まれ。大阪大学博士(国際公共政策)。Institute for Foreign Policy Analysis(IFPA)研究員、(財)世界平和研究所研究員、防衛庁防衛研究所主任研究官、北陸大学法学部教授を経て現職。この間ジョージタウン大学大学院(ペンタゴンプログラム)留学、RAND研究所客員研究員、参議院外交防衛委員会調査室客員調査員、神奈川県参与(基地担当)、(財)国際問題研究所客員研究員。現在拓殖大学海外事情研究所所長・教授。その他中央大学法学部兼任講師、NPO法人外交政策センター(FPC)代表、(社)国際情勢研究所委員、フレッチャースクール外交政策研究所研究顧問などを兼務する。主な所属学会は、国際政治学会、アメリカ学会、国際安全保障学会、日本政治学会、ISA、IISS。
 主な著書に 『無極化時代の日米同盟』(ミネルヴァ書房、2015年)、 『日米同盟とは何か』(中央公論社、2011年)、『現代アジア事典』(文眞堂、2009年)、『アメリカ世界を読む』(創成社、2009年)、『アメリカ外交の諸潮流』(日本国際問題研究所、2007年)、『グローバルガバナンス』(日本経済評論社、2006年)、『米軍の前方展開と日米同盟』(同文舘、2004年)、『米国の対日政策』(同文舘、1995年)等多数。

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主な研究活動


アメリカの政治・安全保障政策、日米関係、国際関係理論が主な専門分野。現在はガイドライン改訂後の日米同盟の変化に着目し研究分析を行っている。オバマ政権のジェファーソン主義(新孤立主義)が日本の経済的、軍事的にどのように影響しているのか、また米中関係がどのように変化しているのか、世界システムへ影響はどうなのか、それがどのように尖閣諸島、北方領土、竹島問題に影響を及ぼし自衛隊の南西シフトにつながっているのか、といったさまざまな懸念材料が噴出し、いかに日米同盟が対応するのかが大きな論点になりガイドラインの改定につながっていったと考えられる。一方、アメリカは経済的回復のために軍事費の大幅削減を余儀なくされ、大統領選挙へと突入し始め外交的に手詰まり状態(stalemate)になる可能性がある。そのような中、ジャスミン革命(FaceBook 革命)が起こりそのうねりはあっという間にアフリカ〜中東諸国へ拡散し、中国など権威主義国家への脅威となった。その現象に対しアメリカは傍観し中東情勢は大きく変化していっている。オバマ政権はシリアへ介入せず、アメリカは「世界の警察官」を放棄したのである。これらの現象はますます世界を「無極化(Non Polar)」の時代に向かわせているといったさまざまな論点が研究対象である。


主な著書


『無極化時代の日米同盟』(ミネルヴァ書房、2015年)
『アメリカ世界を読む 』(創成社、2009年)
『現代アジア事典』(共著)(文眞堂、2009年)
『アメリカ外交の諸潮流』(日本国際問題研究所、2007年)
『グローバル・ガバナンス (日本経済評論社、2006年)
『グローバル化とアジアの現実』(中央大学出版部、2005年)
『米軍の前方展開と日米同盟』(同文舘出版、2004年) 
『ブッシュ政権とアメリカの保守勢力』(国際問題研究所、2003年)
『米国の対日政策ー覇権システムと日米関係』(同文舘出版、2001年)
『Japan and Ballistic Missile Defense 』(RAND、2001年)
『日米同盟(マイク・グリーン編)』(監訳)(剄草書房、1999年)
『国際秩序の解体と統合』(東洋経済新報社、1995年)
『パワーブローカーズ』(日刊工業新聞社、1992年)                           
                                            BOOKS                    


                                         

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